大好きな なな 最期の時

ななの急逝によって
短かったような長かったような1週間が過ぎました。
この写真は4月上旬のもの
昨秋の秋の手術の経過も良好で
お薬もちょうど亡くなる直前にやめたところでした。
軽い慢性腎不全とも診断され、
半年間 療法食とオヤツの激減、と頑張ったおかげで
3月末の検査ではすべてが基準値内でやったー!と喜んでいたのです。

これは4月21日 の写真
いつものように外を見ながらまどろんでいる姿

そしてちゃんと撮った写真としては
25日水曜日に撮った
この寝ている姿が最後のものとなりました。
木曜の夜、仕事のあと私はとても疲れていて
あまり ななを構うこともできず
ベッドに横になった私の腰にななは乗ったり、
私もなんとなく撫でたり・・・
そんなことをしながら
ななはいつものようにウォークインクローゼットに向かって行きました。
私は横目に見つつ
寝入ってしまいました。
翌 早朝の4時半ころ
ドタっという音で目が覚めました。
いつもその頃にななはウォークインから出てきて
私のベッドにのぼり
しばらく一緒に寝なおす、というのが毎日のことでしたので
なながすぐベッドに飛び上がってくるものと思っていました。
しかし、来ないので
上体を起こして周りを見やると
ベッドの下にななが倒れていたのです。
その時はベッドの下に顔と片手を突っ込んだ状態で
私は何か虫でも追いかけて遊んでいるのかな?と思い
どうしたの?遊んでるの?と声を掛けました。
しかし反応がないので
急いでベッドから降り、ななのそばに立ち
「なな!」
と呼びかけた時には
ベッドの下で小さく「ぐぅー」と鳴いて・・・
そんな鳴き方は聞いたことがなかったので
慌ててベッドの下から引き出し
抱き上げましたが
その時にはもう・・・・・・
動転しつつも
そのだらんとした四肢に
もう駄目なんだ、とどこか悟っていました。
かかりつけの動物病院に電話したり、
救急センターにも電話を掛けたりしましたが
もうどうにもなりませんでした。
ドタっと倒れるまでの様子はわからないのですが、
多分 本当に突然で一瞬で亡くなってしまったんだと思います。
だって
本当に前の日まで
何の変りもなく、ふらふらしたり
咳き込んだり、吐いたりということもなく・・・
なんで今日だったの?
と何度もななに問いかけましたが・・・
早朝だったので
静けさと
朝の光で
なんだか不思議と淡々としている自分もいました。
しばらくは抱いて家中を歩き
駐車場で日向ぼっこ(朝陽だったけど)
この時はまだまだ温かくて、柔らかくて
本当に目を覚ましそうでした。
本当に死んじゃったんだ、と実感したのは
仕事の前に
病院へ行って
きちんと診てもらって
宣告してもらおうと
(それがないと、なんだかあきらめがつかないような気持でした)
動物病院の駐車場で
ななを膝にのせて
開くのを待っている時でした。
朝の7時ころには駐車場について
8時ころ
早番の看護婦さんが出てくるまでの間
ずーっと膝の上に抱いて
撫でて、話しかけていたのですが・・・
だんだんと硬直が始まってきてしまって・・・
その時が 一番 ななの死を実感した時でした。
追記の方に
その時の写真を載せますので
苦手な方は開かないでね
まだね、本当に寝ているみたいな感じでしょう?

この後、看護婦さんが
死後の処置というのをしてくださって
(人と同じように詰め物をしてくださいました)
丁寧にお見送りいただき、斎場もご紹介いただいたのです。
8時半ころには家に着いていたでしょうか、
最期の方によく自室の方で寝ていたおざぶにななを乗せて
またあちこち散歩しました。
最初の時は
寒いの嫌いだから可哀そうと思って
何もしなかったんですけど
予約状況から火葬を29日の午前と決めて
その時まで
きれいなままで送ってあげたいな、と思って
保冷材やアイスノンを使って冷やしてあげました。
そして、この日も3名
翌日も2名
すでに入っていたご予約を断ることなく
まさに泣きながら施術しました。
皆さん驚かれたでしょうに
温かく励ましてくださり、
そして一緒に泣いてくれて
とてもありがたかったです。